キリム織りの技法(1)平織り・スリット織り
2004年04月16日
下の図は、一般的なキリムの織り目を拡大したもの。
トルコでは垂直に縦糸をぴんと張った織り機に、横糸を通して目を詰めていきます。
色を切り替えるときは、横糸を折り返しますから、幾何学模様を織り込んでいくと、
切り替え部分には隙間ができるのです。キリムを織る技法や道具は、トルコ、
中央アジア、イラン(ペルシア)でそれぞれ違ったものが見られます。
スリット織り
アナトリア(トルコ)のキリムの特徴として、色の切り替え部分が 縦に切れたようになっている織りの技法があります。 これはモチーフを描く色の糸を切り替えるときに、前後の糸を 交差させないためにできる隙間で、スリット(キルキット)と呼ばれています。トルコのキリムでも、産地によってスリットの現れ方は違っていますが、
中には指が通るほど開いているものや、全体がレース網のように全体にたくさんの
スリットが入ったキリムもみられます。
これは質の良し悪しではなく、織り方の特徴のひとつとして了承してください。
キリムの厚み
キリムの厚みについては、織られた糸の太さによります。 細い糸で細かく織られたものでは薄さ1mmに満たない布のような織りのも あります。 太めの糸で織られたものでは5mm弱の、キリムとしては厚手のものもあります。 一般的には、ベースの織り地にパイル(毛足)のある絨毯に比べると薄手です。リビングサイズの大型のキリムでも、畳むと押入れやタンスに入る程度の
大きさになりますので、夏場はしまっておきたい、または季節ごとに
違う敷物をつかって変化を楽しみたいという場合には、キリムが便利です。
日時: 2004年04月16日 02:34 | パーマリンク |情報ページTOPへ ▲画面上へ
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