アンティークキリム/エルズルムEruzurum 緑のミフラープ
エルズルム 緑のミフラープ
品 番:erzurum2
サイズ: | 182×121cm |
産 地: | Erzurum |
年 代: | 1880-1900 |
素 材: | ウール×ウール |
黒海沿岸のトルコ東北部、エルズルムのキリム。少し横幅が広く小さめのサイズに三角屋根のミフラープが描かれた伝統的なデザインは、「赤い教会(Kizl Kilise)」と呼ばれています。エルズルムから東へ続く地域には、19世紀までアルメニア人が多く住んでおり、アルメニア教会形に影響を受けて描かれたミフラープデザインなのです。細かな織りと美しいデザインは、アンティークのコレクターにも人気が高く、常に高値で取引されています。
それにしても100年以上経ってなお鮮やかな色がこれほどに残っているのは素晴らしい!若葉のような緑と濃いピンク、ボーダーの黄緑、これがすべて天然の染めなんですね。染色方法の多くは、今となっては何を材料にどのように染めていたかわからないものも多いといいます。まさにアナトリアの宝物とも言えるアンティークピースです。【コンディション】拡大写真を見てもかなりの修理が必要とお分かりになると思います。出来る限り同じ時代、同じ地域の糸を使って丁寧に埋めてゆきます。仕上がりは、どの部分が修理か見分けられないほどきれいになる!と修理の方も自信を持っていますので安心してお任せください。
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