Tribal Rugs: Treasures of the Black Tent
Tribal Rugs: Treasures of the Black Tent
ブラックテントとはもちろん、遊牧民が大家族で暮らす、大きな黒いテントのこと。そして、この黒いテントには、すべての敷物・織物の中で最も原始的なもの、人類が始めて作ったもの、という意味もこめられています。
アフガン、イラン、コーカサス、トルコの広いエリアに渡る遊牧民の歴史と暮らしを、それぞれの部族の特徴を紹介しています。
ラグ・キリムの写真も多彩ですが、中でもイラン南部エリアのカシュカイ族・バクティアリ族・ロリ族の解説は、なかなか他の書籍にはない充実ぶりです。
この本は、1990年代にAntique Collectors Club から発刊されたもので、久しく廃刊になっていたものが、2010年に表紙を新しくして再販されたもの。ラグ・カーペットのコレクター向きの本だけあって、解説はとにかく詳しい!
コレクション、とまではいかなくても、部族絨毯の世界を知るにはぴったりの本です。
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